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【Day14】ルート66発祥の地セリグマン観光!!【グランドキャニオン - ベガス間まとめ】

アメリカ横断14日目!今回はこちら、アリゾナ州の「Seligman(セリグマン)」という町から1日が始まります。

昨日、アリゾナ州ユタ州の国境に位置する絶景ポイント「モニュメントバレー」を堪能したアメリカ横断メンバーの4人。

観光後はラスベガスを目指して昼夜問わずドライブしたものの、途中あまりの疲労に力尽き、当初の目的地「Kingmanキングマン)」へ向かうのを断念。

その途中にある町「Seligman(セリグマン)」で急遽夜を越しました。

前日のお話はこちら。

launcher567.hatenablog.com

セリグマンとは?

「ルート66生誕の地」と呼び声高いこの町「Seligman(セリグマン)」は、人口約450人程の小さな田舎町。

アリゾナ州の州都フェニックスの北西約270kmに位置しています。

・カジノで有名な「Las Vegas(ラスベガス)」
・絶景「Grand Canyon(グランドキャニオン)」

この「Seligman(セリグマン)」は、
上記のちょうど中間点に位置するため、それぞれの観光とセットで訪れる人が多い町となっています。


歴史

ではなぜその”小さな田舎町”に”人が集まる”のか。それにはいくつかの”秘密”がありました。

「Route66(ルート66)」発祥の地

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「Route66(ルート66)」とは、イリノイ州シカゴからカリフォルニア州サンタモニカまでを結ぶ、全長3800kmの旧国道のことを指します。

別名「マザーロード」とも呼ばれ、19世紀から20世紀にかけ発展したフロンティア開拓時代に、

・ドライブスルー
・ファストフード
・モーテル

などアメリカ文化を代表する上記が、この道の沿線で誕生したとされています。

全米8つの州に跨る「Route66(ルート66)」ですが、過去廃線になり忘れ去られようとした際、

「古き良きアメリカ」を守り抜くために立ち上がった方が、ここ「Seligman(セリグマン)」出身だったこと。

そして、街全体が当時の面影を残した景観になっていることから今なお人気を博しています。

※より詳細な内容は後述。

映画「カーズ」のモデルになった町

またディズニー映画の「Cars(カーズ)」のモデルになったのもこのセリグマン。

物語に出てくる町「ラジエイター・スプリング」のモデルであり、ピクサーの映画関係者は映画制作に際し、まずこのセリグマンを訪れました。

街中にはカーズに出てくるキャラクターのモデルとなった車が展示されていたりと、映画の効果により子連れでセリグマンを訪問される方も増えたそうです。

早朝7時:セリグマン観光開始

昨晩夜遅くまで今後の横断ルートや、世界一周の旅程を組んでいたアメリカ横断メンバーの4人。

深夜4時に寝て、早朝7時からの稼働は疲れの抜けきれない身体には堪えます。。

ですが、のんびりしている時間も無いので、眠気を振り払い、凍てつく外気で目を覚ましながら観光を始めます。

早速やってきたのはRoute66保護運動の立役者の1人、エンジェルさんのお家。

壁一面にステッカーが貼ってあって、見た目The アメリカ!って感じがいいですね。

Route66とは「国道66号線」のこと。1926年に創設され、アメリ文化発祥の地(道)としてアメリカ国民に愛されてきた道のことを指します。

イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカを結ぶ、全長2,347Miles(3,755Km)の旧国道は、全米8つの州を跨ぎ、このセリグマンもRoute66と共に賑わいをみせていた町の1つでした。

そんな国道66号線ですが、1985年に出来た高速道路(フリーウェイ)の影響で、1度配線になるという悲しい事件が起きました。

それを憂いたのが、セリグマンで長年床屋を営んでいた町の住民「Angel Delgadillo(エンジェル・デルガディーロ)」さん。

「Route66を無くしてはいけない!」

彼と彼の考えに賛同する人達により、Route66の保存と発展を目的に、非営利団体「Histric Route 66 Association Arizona (Route66協会)」が線沿いの各地域で発足。

そのおかげで今もなお、世界中の人達に、「古き良きアメリカ」、Histric Route66として愛され続けているという訳です。

エンジェルさんの床屋

Route66復興の立役者の1人、エンジェルさんが経営していた床屋さんは今でも残っており、セリグマンを訪れた際に立ち入ることができます。

また今ではお土産屋さんもエンジェルさん一家が運営しており、店内には所狭しと並べられたRoute66グッズが盛りだくさん!

アメリカ旅行のお土産としてポストカードや車のナンバーなども購入が可能なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

ちなみに僕、ランチアが購入したのはこちらのピンバッチ。

僕ら4人はアメリカ横断中にありながら、世界一周中のバックパッカーの身。

欲しいグッズはたくさんありましたが、どうしても荷物になってしまうので、この小さなピンバッジだけを購入しました。

お値段は3.18USD(約382円)

友人へのお土産にも最適です。

ディズニー映画「カーズ」のモデル発見!

エンジェルさんのお土産屋さんを観光した後は、町歩きを続けます。

町をしばらく歩いていると、、

「むむっ!見たことあるぞこれ!」

ディズニー映画「Cars(カーズ)」のキャラクターを発見!フロントガラスに書かれた目が愛らしさを醸し出しています。

なぜか主人公のマックウィーンが見当たりませんが、それは映画用に創作されたからでしょうか。

カーズを作成したピクサー映画関連の人たちが当時着想を得るために訪れたのがここセリグマンの町。

フロントガラスに目が描かれる前の車達をベースにキャラクターをメイキングしたとすれば、華々しいスポーツカータイプのマックウィーンがいないのにも納得がいきますね。

そのほかにもバッファローでしょうか?白骨(スカル)が装飾され錆び付いたイかす車があったり。

骨はざらついていて、なんだかプラスチックみたいでした。

午前11時:ハリボテで写真撮影

その後も観光を続け、時刻は午前11時。

早朝から曇天でしたが、ここでチラチラと雪が降り出し始めました。

気づけば先ほどよりなんだか冷え込んできた気がします。

ここセリグマンには19世紀の西部開拓時代を彷彿させるような装飾や、ハリボテがあちこちに点在しています。

まるで西部劇の中に飛び込んできたかのような景色に、アメリカ横断メンバー4人もワクワクが止まらない!

ハリボテの前に立ち記念撮影。

フィルターをかけるとまるで1940年代の映画の一場面みたい。

さらにセピア色で撮ると当時の白黒写真そっくりの仕上がりに。

洋服が景色に反していて、まるで当時のアメリカにタイムトラベルしたかのようです。

小さな町なので、午前中写真を撮って楽しんだ僕らはもうお腹いっぱい。

ショッピングとは縁遠い貧乏旅をしていたこともあり、午後はいよいよ次の街へと出発することに。

午前11時30分:出発

雪の降り始めからわずか30分。

あたり一面、地面は真っ白に。

このままでは路面凍結などで事故ってしまう可能性も高まるので、我らが愛車TOYOTAの「4RUNNER」に乗り込み次の街へと急ぎます。

午後12時20分:ガソスタ発見

セリグマンを出発してから約50分後。

次の目的地キングマンへ向かう途中、ひたすら果てなき直線を走っていると、奇妙な姿をしたガソリンスタンドを発見。

気になったので休憩がてら立ち寄ってみることに。

そこはぱっと見、ディズニー映画「Cars(カーズ)」に出てくるラジエイタースプリングスみたい。

そして無人のガソスタには、なぜか9,900USD(約120万円)で販売されているアメ車が1台。

カーズの主人公マックウィーンに何処と無く似ているのは、誰かが狙ってやっているからなのか、謎です。

近辺を観光した後は、キングマンまで続く大平原をひたすら真っ直ぐ進みます。

カーナビが、「80Km先交差点を右折してください」と言っていたのが印象的でした(日本じゃあり得ない直線だよね、80Kmだなんて笑)

午後13時30分:キングマン到着

のんびり車を走らせ続け、時刻は昼過ぎ13時半。

やっとの事で当初の目的地、「Kingmanキングマン)」へと到着です。

ですがここでは特に観光する目的もなかったので、そのままグランドキャニオン(西側)へと向かいます。

途中ウォルマートでお昼ご飯(ドーナツ)だけ購入し、さらに車を飛ばします。

グランドキャニオン(西側)へ出発

手元のGoogle Mapを頼りにひたすらグランドキャニオン(西側)を目指して突き進む。

真っ青な空、果てしない直線、これぞアメリカって感じ。

しばらく飄々としたアリゾナの荒野を駆け抜けていると、途中で路肩に大きなサボテンが乱立している場所を発見。

2〜3mは優に越えるサボテン、こんなの日本で見たことない!

棘はプラスチックのように硬質で、触ると血が出るレベルでチクチクしていました。

物珍しいからといって野生のサボテンを持ち帰ったり、折ったりすると”アリゾナ州の州法で罰せられる”ので気をつけてくださいね。

その後もカラっカラに乾いた大地を、ただひたすらに真っ直ぐ駆け抜けます。

目的地までもうちょっと、日暮れまでにグランドキャニオン(西側)に着けるかな。。

午後16時30分:グランドキャニオン到着??

キングマンを出発してから約3時間。やっとの事でグランドキャニオン(西側)へ到着した横断メンバーの4人。

ですが、建物に入るや否や、、、


<< まさかの閉館 >>


3時間かけてやってきたのにこの仕打ち!
(いや、事前にチェックしてなかった自分達の責任なんだけどね)

もはや笑うしかありません。

アメリカ横断メンバーの五十嵐もこの状況に、

「悔しさをベガス(のカジノ)にぶつけたいと思います!」

と、意気消沈するどころか逆に、テンションが高まる有り様。

もう一人の横断メンバーやっくんも同じく、

「絶対勝つからな!絶っ対、勝つからな!!」

なぜかやる気が漲っているという。

グランドキャニオンを後にしてしばらく、このテンションは続きました。
(車内が暑苦しくて仕方なかったです笑)

悔しさを胸に、目指すはアメリカ横断10番目の州。

ネバダの「Las Vegas(ラスベガス)」!!

今いるアリゾナ州から車をぶっ飛ばします!

午後19時:ラスベガス見えてきたー!!

地図通りに車を走らせ続けること約2時間30分。

後部座席で仮眠を取っていたランチアは、突如横断メンバーの雄叫びによって叩き起こされました。

眠い目を擦りその理由を探すと、目の前には「輝く街並み、ネオンサイン」

待ち望んだカジノの街、「Las Vegas(ラスベガス)」がそこにはありました。

アメリカ横断メンバーのやっくん大絶叫!!

もうこれには笑うしかありません(笑)
※動画にこの場面があるので、彼の興奮度合いがいかほどのものだったか、是非見て見て頂けばと。

今までいたアリゾナ州ユタ州に比べて段違いに暖かくなったネバダ州。

調べたところ冬場といえど、-10℃を下回ることは滅多にないみたい。

ホテルにチェックイン

映画「ハングオーバー」や「オーシャンズ11」、スクリーンの中でしか見たことの無い景色が眼前に広がる。

僕ら4人のテンションを上げるのにはその煌びやかな景色だけで十分でした。

今回ラスベガスに滞在する期間は3泊4日。

その間宿泊するのは「Super 8」と呼ばれるホテルです。

朝食付きで1人当たり、68.37USD(約8,204円)

ラスベガス一帯はカジノ産業で利益が出るため、どうやらホテルや宿泊施設の料金は”以外と安く”済むみたい。

世界一周者かつ、アメリカ横断中の僕ら4人にとっては、生活コストが抑えられるのはメチャクチャありがたいです。

「えっ、カジノあるやん!」

ラスベガスのホテルにはカジノが併設されているところが多いみたい。僕たちはそれを知らなかったのでまずそこでビックリ!

ただホテルはホテル、素早くパパッとチェックインを済ませて今日のドライブは終了です。

いやー長かったね!

、、、しかしここで大人しく終わる僕らではありません。

ベガスの夜に!出かけるぞーい!

身体は長旅の疲れからかヘロヘロ。ですが、せっかくラスベガスに来ておいて、そのまま大人しくベッドにダイブできる訳がありません。

自分達が今できる最大限の正装をし、早速カジノへ繰り出します。

ラスベガスに最も燃えていた男やっくんは、ヘアスタイルもバッチリ!

「絶対勝つからな!」

「カモン!」

テンション高すぎてフェス状態(笑)

もはや手がつけられません、それも仕方ないか、ベガスだし!

カジノでの注意点

テンションは最高潮!ですが、カジノデビューするに当たって最低限のマナーは心得ておく必要があります。

【注意事項】
・勝負の後にはディーラーにチップを支払う
・パスポートの携帯必須 ※21歳以下入場禁止
スマホでの写真撮影は禁止
 ※ディーラーに許可を取った時のみOK

そしてこの後の旅程を考えると、ラスベガスに留まれるは最大3泊4日。

The Waveの抽選が1発で当たり、これまでトラブルがなかったからこそ担保できた「時間」。

この猶予を使って必ずラスベガスで1発当ててやるのだ!

横断メンバーそれぞれの予算は?

とはいえ貧乏旅行中の身、そしてギャンブルは正常な判断を鈍らせます。

カジノへ赴く前にそれぞれが今晩使える”カジノ予算”を決めてから一世一代の勝負に出かけます。

ランチアの初期予算:40USD】

続いてアメリカ横断メンバーのやっくん。

社会人を一度辞め、世界一周中の彼は今宵、ベガスで一番燃えている。

そんな彼もやはり最初は抑えめでスタート。果たしてキチンと歯止めは効くのか?

【やっくんの初期予算:40USD】

続いて3人目、アメリカ横断メンバーのKouhei

大学4年生で就職が決まった彼は、大学卒業までの期間で世界一周中。

横断メンバーの中で一番クレバーかつ慎重派な彼は、ベガスで一体どうなることやら。

【Kouheiの初期予算:30USD】

最後4人目は、日本一周後に世界一周に旅立った横断メンバーの五十嵐(いがらし)

ベガスに着くまでの間に勉強したカードゲーム「ブラックジャック」で今夜は勝負をかけるそう。

【五十嵐の初期予算:40USD】

旅中の彼は基本的にTシャツ短パン、冬場はマウンテンパーカーという出で立ちが基本。

そんな彼がドレスコードに必要なシャツを着ている姿には、違和感しか感じないと笑いがおきます。

果たしてカジノ初夜から4名それぞれ結果を出すことができるのか。

運命は神のみぞ知る、なにはともあれ行ってきます!

まとめ、アメリカ横断14日目終了。

颯爽と宿の一室を出て行く横断メンバーの4人。

大自然観光は一旦終了。ここからは西海岸に向けて進んで行きます。

その前にまずはカジノ!カジノといえばラスベガス!

一発当ててスイートルームに宿泊することはできるのか!結果は後ほど。

では!

アメリカ横断14日目:走行距離】

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To be continued...続く!
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僕らの21日間、走行距離10,000Kmアメリカ横断の旅の記録は、YouTubeでも公開中!

アメリカ横断のリアルをみて、あなたが今計画している自分たちの旅、自分たちだけのアメリカ横断実現のために是非役立ててくださいね。

↓↓↓Day14はこちら↓↓↓


【Day14】アメリカ横断10,000Kmの旅!!【セリグマン観光とルート66!! アメリカ文化発祥の道!! 】Historic Route66, Seligman to Las Vegas


そのほかアメリカ横断にかかった詳細な費用などまとめた記事は下記をどうぞ。

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アメリカ横断に国際免許はいらないって、知ってた? 詳細は下記記事へ。

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アメリカ横断中の夜間走行は辞めとけって言われるけど、、、本当かな?詳細は下記記事へ。

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アメリカ横断の思い出作りに最適!オススメスマホアプリはこちら! 詳細は下記記事へ。

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