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【Day08】まるで天国、純白の砂漠を巡る!ホワイトサンズ国定記念物

アメリカ横断8日目!今回はこちら、ニューメキシコ州の「Las Cruces(ラスクルーセス )」という町から1日が始まります。

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昨日テキサス州のアマリロから西に車を飛ばしたどり着いたこの町は、メキシコの国境からわずか70Km北にある田舎町。

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地図で見ると8日目にしてアメリカ横断の2/3が終了。スタート地点のフロリダ州マイアミからだいぶ遠くまできましたね。

前日のお話はこちら。

launcher567.hatenablog.com

拠点、ニューメキシコ州ラスクルーセス

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スペイン語で「十字架」を冠する町「Las Cruces(ラスクルーセス )」ここからアメリカ横断8日目は始まります。

町の名前の由来は1830年に起きた1つの事件、メキシコ軍将軍を含む9人の旅行者が先住民であるアパッチ族に襲われた故事が関係しているというのが最も有力な説だそうです。

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その事件の後、たった1人生き残った少年僧が亡くなった仲間達を思いこの地に十字架を立て遺体を埋葬したのだとか。

There are multiple theories as to how Las Cruces got its name. One theory suggests that sometime during the 18th Century, a bishop, a priest, a Mexican Army colonel, a captain, four trappers and four choir boys were attacked near the Rio Grande and only one - a boy - survived. Crosses were erected in their honor, and the name, El Pueblo del Jardin de Las Cruces, (the City of the Garden of Crosses,) evolved.

http://tobeturpen.com/las-cruces-information_215.html

この故事が発端となりこの町は「El Pueblo del Jardín de Las Cruces(十字架の園の村)」として呼ばれるようになり、のちに名前の一部「Las Cruces(ラスクルーセス)」が町の名称として定着していったそうです。

もし日本から「ホワイトサンズ国定記念物」に直接旅行される方は、空港のあるメキシコとの国境の町エルパソ(El Paso)からの道中で立ち寄ることがあるかもしれません。

町の歴史を知っておくと、より観光が楽しめますよ。

午前10時、モーテルをチェックアウト

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早朝10時、昨晩宿泊したラスクルーセスにあるモーテルを、まずはチェックアウト。

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アメリカ横断メンバー4人とも久しぶりのホテル泊でぐっすり眠れたので皆わりと元気です。

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それぞれがそれぞれのバックパック(メイン・サブ)を荷台に詰め込んだ結果、ご覧の通り綺麗に詰め込めました(白目)

ごちゃごちゃしてて、、、幸先の良いスタートですね。ほんと。

既に日も高く昇っているので荷物積み込みも早々に、我らが愛車TOYOTAの「4RUNNER」を走らせ本日の目的地「ホワイトサンズ国定記念物」を目指します。

ホワイトサンズ国定記念物とは

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正式名称は「ホワイトサンズ国定記念物(White Sands National Monument)」

アメリカ合衆国ニューメキシコ州、トゥラロサ盆地に縦横約710平方Kmものスケールで横たわっている巨大な砂漠です。

この砂漠の1番の特徴は、その名の通り砂漠全体が「褐色」ではなく「白色」をしていること。

その珍しさから、様々なメディアで報道され最近日本でも有名になっています。

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アメリカ横断といえば事前にルートや目的地をみっちり調べてから始めるのがセオリーかもしれません。

ですが、僕たちは当初アメリカ横断をするにあたり、スタート時点ではホワイトサンズの存在を全くもって知りませんでした。

しかし横断中、行く先々の観光スポットを調べているうちに、ホワイトサンズという素晴らしいロケーションがあることを知り「もう行くしかないっしょ!」と舵を切ることになりました。

結果この判断は正解でしたね、行って損は全くありませんでしたので。

午前11時、ホワイトサンズに向けて出発

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車を走らせ早速ホワイトサンズ国定記念物へ向けて向かいます。

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先の見えない直線を進み続け、やっと入口のゲートにたどり着いたアメリカ横断一行。ゲートの管理人に声をかけるとなんと、、

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「Another 30 miles far away(約30mile向こうだよ)」

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と言われました。ここじゃなくて東に約45Km行ったところがお前らの目指す「ホワイトサンズ 国定記念物」だよと。。

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早速道を間違えた!ここも実は「ホワイトサンズ・ミサイル実験場」の一部だったみたい。

Google Mapを宛にすると割とこの実験場に案内されるので、行かれる方は要注意。

https://www.instagram.com/p/BNMGaTxBZxH/

ただ道は間違えたものの、いい景色が見れました。

上限スピード45MPHってのは「時速72Km以内でカーブ曲がってね」ってこと。日本に比べるとだいぶ制限が緩い気がする。

https://www.instagram.com/p/BM_QS-0BZ5O/

僕らが訪れたのは冬の1月、雪の降り積もった山脈が綺麗で、雪山を背景にいい写真が撮れました。お気に入りの1枚です。

迷走後、気を取り直して再出発

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道を間違えてしまったのでもと来た道を戻り、今度こそ「ホワイトサンズ国定記念物」を目指し再出発します。

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時刻は12時、天気も快晴。今度こそ今日の目的地を目指してハイウェイを突き進みます。

ホワイトサンズ国定記念物到着!

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そして車を飛ばすこと約30分、やっとの事で「ホワイトサンズ国定記念物」へ到着です。めちゃ長かった。

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ビジターセンター内でトイレ休憩や情報収拾を済ませた後は、早速ホワイトサンズ国定記念物内に入場します。

自称ホワイトサンズ管理人の「ジェームズ(Kouhei)」がガイドしてくれるそうなのでついて行くことに。案内よろしく!

入場料は、1人たったの5USD

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ホワイトサンズ国定記念物」の入場料は意外と安く、1人たったの5USD(約620円)

国立公園の割に、入場料は比較的安い印象。僕ら世界一周中の貧乏バックパッカーにとってはとても嬉しい料金設定です。

アメリカ横断メンバーは4人、なので合計20USD(約2400円)を支払って入場します。


めちゃくちゃ人が多いのではと思ったけれど、すれ違う車も割と少なく園内は比較的空いている。

日が暮れると若干肌寒いですが、1月のホワイトサンズ観光もオススメです。

※夏場はめちゃ暑いし人も多いらしいので要注意

いざ、ホワイトサンズ観光スタート!

車を走らせること約10分、人も少ない場所を見つけ専用の駐車場に車を止め、、、

た瞬間に、初めて見る白砂漠に興奮を隠しきれず早速大暴れ!いい歳した大学生・社会人4人は一気に子供時代にタイムスリップ‼︎笑

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ほんの1分前に目の前にいたアメリカ横断メンバーのやっくんが、あっという間に豆粒みたいに遠くへ消えさる。ホワイトサンズの広大さが伝わるかな?


砂丘の影から飛び出して、走って走って、猛ダッシュして。

ホワイトサンズ息切れするほどに超楽しい!

特徴①実は砂じゃなく、石膏が正体

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ホワイトサンズといえば「白い砂」を想像しがちですが、その正体は厳密には砂ではなく「石膏」。ここではなぜホワイトサンズが構成されたのかについて軽く触れておきます。

まず、今いるこの「ホワイトサンズ国定記念物」は「トゥラロサ盆地」と呼ばれる盆地の中に広がります。

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成り立ちとしては近くの山々(サクラメント山脈、サンアンドレス山脈)から雨水に溶け込み流れ出した石膏が、長い年月をかけて標高の低いこの「トゥラロサ盆地」に蓄積。

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元々水分に溶け込んで流入してきた石膏でしたが、地形的な特徴として「トゥラロサ盆地」から外界に流れる川が盆地内に無かったため、これまた長い年月をかけて水分のみが蒸発。

結果、石膏だけが盆地の中に取り残される状況ができました(本来石膏は水に溶けやすいため砂の形で出現すること自体かなり珍しいそうです)

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そして石膏の砂は最初は透明ですが、そこから長い年月をかけ風雨により砂粒同士が擦れ合い、傷ができた結果、自然の力よって石膏の1粒1粒が光を通しにくい白色になったのだとか。

これが今眼に映る白砂、ホワイトサンズが形成された成り立ちです。面白いですよね。

また地形変動による絶景の確立は世界中でもいくつか確認できます。

南米ボリビアのウユニ塩湖も同様の現象(地形変動により外界への海水の流出がなくなった+水分の蒸発)により塩湖が出来上がってますし、これも類似の例でしょう。

特徴②素足でも暑くない、火傷しない砂漠

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時刻は12時過ぎ。日射量がMAXに近い時間帯であれば砂は太陽に熱され、とてもじゃないけれど歩き回るのは一見難しそう。

ですがホワイトサンズではその現象は起こりません。

なぜならホワイトサンズを構成している砂は「石膏」でできており、太陽光を浴びても普通の砂に比べ、熱エネルギーを蓄えにくい性質を持っているためです。

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裸足で砂丘を駆け抜けたからこそわかりますが、砂はひんやりと冷たく、冬場だからというわけではなさそうでした。

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東南アジアや中東で訪れた砂漠は、焼け付くような暑さを砂が孕んでいたため不思議な感じ。自然って面白いよね。

遊び方①ひたすらジャンプ、バカの幕開け


転んでもふかふかのホワイトサンズ、地平の先まで広がる巨大な白砂漠を目の前にして、僕たちの好奇心・冒険心を阻むものは何もない!

第1回アメリカ運動会なんて呼び名で飛んだり跳ねたり、勢いはもう止まりません笑

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GoPro片手に砂丘の一角から大ジャンプ!

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全身砂まみれになりはするものの、楽しくてそんなの全く気にならず。


ジャンプ動画を逆再生してみると、動きが人外すぎて面白ので、ホワイトサンズで遊ぶ際に試してみるのをお勧めします。

遊び方②ホワイトサンズ壁登り・ビーチフラッグ

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砂丘ジャンプで遊んだ後は、壁登りで勝負!頂上に着くのが遅かった人は罰ゲームといったノリで遊び始めます。

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罰ゲームは特段決めていなかったものの、負けたくない一心からアメリカ横断メンバーを崖から突き落とす人もいたり、、人間性如実に現れるゲームでしたね笑

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遊び終わった後は全身砂でザラザラ、シャツもズボンもポケットをひっくり返すと砂がさらさらとこぼれ落ちるほど。

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まぁたまにはいいよねと、ゲーム後はまたさらに仲良くなった気がしました。

遊び方③写真撮影・景色に浸りボーッとする

しばらく体全身を使ったハードな砂遊びをした後、今度はスマートに写真をとって遊ぶことに。

https://www.instagram.com/p/BNyng6vBkyR/

砂丘を雲に例えて撮ると、あたかも雲の上を歩いているかのよう。

https://www.instagram.com/p/BN_gNsvBpit/

砂の上に立ち耳を澄ますと時折聞こえる風の音以外何も聞こえず、まるで時が止まってしまったような錯覚を受けました。

https://www.instagram.com/p/BOCXoYBBxQ1/

ホワイトサンズに腰掛け談笑している姿も様になります。僕たち4人は世界一周中の身、出てくる旅の話になんどもなんども笑顔がほころびました。

大人のハードな砂遊び終了

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いい歳してバカみたいにホワイトサンズを駆け巡った結果、相当疲労が溜まった4人。

全力を使い切った後はおとなしくツーリストらしい観光に戻ります。

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せっかくの絶景なので、地形を生かして写真をとって遊ぶことに。

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支持されるがままに砂丘を歩くランチア、光と陰のコントラストがいい感じですね。

遊び方④ファニーな写真撮影

https://www.instagram.com/p/BOHRToeBnAO/

その後も写真を撮り続けましたが、趣向を変えて被り物や手元にあるロープを使って遊びます。

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アメリカ横断前、ニューヨークで買った「狼と馬の被り物」がいい感じ。うまい具合に馬鹿さ加減を演出してくれます。

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他にも車に登山用のロープを引っ掛け、そのロープに普段着ている服を吊るすと、

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ホワイトサンズの真っ白な背景に、洋服のカラフルな色味が映えます。

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ホワイトサンズ観光を検討されている方は、事前に日本のドンキとかで面白グッズを買い込んでいくと、面白い写真が撮れるのでオススメです。

絶景を求めて場所移動

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午後16時、最初に駐車した場所で十分遊んだ僕らは、徐々に日が傾いて来たので一旦今いる場所を切り上げ別のロケーションを探すことに。

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移動の大きな目的は「鮮やかな夕焼けをカメラに収める」こと。

砂漠は砂丘や地形の起伏も多いので、影・日向の明暗がはっきり分かれ、コントラストがハッキリした良い写真が撮りやすいんです。

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いい写真が撮れることを祈りながら移動しつつ、すかさずGoProを片手に身を乗り出して動画を撮影。

GoProは広角で写真や動画が撮れるので、ホワイトサンズ観光で活躍すること間違いなし。

車上に取り付けたGoProで撮影した「黄昏時のタイムラプス」

視界に映る全てが徐々に柔らかい色に染まってゆく。昼間の純白も良いですが、淡く暖色を帯びたホワイトサンズも趣があって好きです。

絶景・黄昏時のホワイトサンズ

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時刻は17時、待ちに待ったサンセットの時間。

今日のホワイトサンズは全体が「快晴+辺り一面が白一色+冬場の空気は澄んでいる」ので、光のスペクトルがハッキリと見てとれ、世界がめちゃ綺麗な虹色に染まります。

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手元のGoProでぐるっとセルフィーを一周すると、極彩色を放つサンセットの美しさがより際立ちます。

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砂丘の上に立ち、夕焼け色と影のコントラストを1枚。

地面にはタイムラプスを撮影するために設置したGoPro、右手に持っているのは実は日清のカップヌードル

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砂丘を歩いているだけで絵になります。

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空は一面紫に染まり、まるで別の惑星にきたみたいでした。


まとめ、アメリカ横断8日目終了。

https://www.instagram.com/p/BOZqwn7hTqE/

夕暮れ時、朝焼けが最も美しい「ホワイトサンズ国定記念物」沈みゆく夕日は脳裏に焼きつき今でもその美しさは忘れられません。

日暮れ後、ホワイトサンズを存分に楽しんだアメリカ横断メンバー4人は、車に乗り込み次の街へ。

絶景を後にし今夜も夜通しドライブ、距離を稼ぎます。

アメリカ横断で無くても良い、単発旅行でも良いのでぜひ一度ここを訪れることをオススメします。

では!


アメリカ横断8日目:走行距離】

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To be continued...続く!
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僕らの21日間、走行距離10,000Kmアメリカ横断の旅の記録は、YouTubeでも公開中!

アメリカ横断のリアルをみて、あなたが今計画している自分たちの旅、自分たちだけのアメリカ横断実現のために是非役立ててくださいね。

↓↓↓Day08はこちら↓↓↓


【Day08】アメリカ横断10,000Kmの旅!!【まるで雪原、ホワイトサンズ!! 見渡す限り真っ白やー!!】White sands,Las Cruces, New Mexico

そのほかアメリカ横断にかかった詳細な費用などまとめた記事は下記をどうぞ。

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アメリカ横断に国際免許はいらないって、知ってた? 詳細は下記記事へ。

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アメリカ横断中の夜間走行は辞めとけって言われるけど、、、本当かな?詳細は下記記事へ。

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アメリカ横断の思い出作りに最適!オススメスマホアプリはこちら! 詳細は下記記事へ。

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