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【Day09】アメリカ横断中No.1の絶景セドナ!最強のパワースポットでボルテックスを全身に浴びる!

昨日、ニューメキシコ州にあるホワイトサンズ国定記念物から一気に北上したアメリカ横断メンバー4人の1日は、アルバカーキ訪問中の車の中から始まります。

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前日のお話はこちら。

launcher567.hatenablog.com

ニューメキシコ州アルバカーキ

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世界的に有名な気球のお祭りが開かれることで有名な街、ここ「Albuquerque(アルバカーキ)」からアメリカ横断の1日は始まります。

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もともと12,000年以上も前から「プエブロ(Pueblo)」と呼ばれるアメリカ先住民が暮らし、16世紀のスペイン入植時代に開拓された歴史を持つこの街。

壮大なリオグランデ川Rio Grande River)とピンクがかったサンディア山脈(Sandia Mountains)の間に位置し、今ではニューメキシコ州最大の都市とも呼ばれています。

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1975年にかの有名な企業「Microsoftマイクロソフト)」が生まれたのもこの街。

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ちなみに名前の意味「Albuquerque(アルバカーキ)」は「白いオークの木」。古くは古代ラテン語で”白”を意味する「albus」 

 “オーク(ブナ科の木)”を意味する「quercus」が由来するそうです。

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気になったのはそのラテン語の名前が何故、アメリカの街の名前になっているのか。その理由も調べてみました。

17世紀に活躍したスペイン人理事とメキシコ総督のうちの1人「Duque de Alburquerque (ドゥケ・デ・アルバルケルケ)」

および15-6世紀に活躍したポルトガル出身の剣士「アルフォンソ・デ・アルブルケルケ(Alfonso de Albuquerque )」

1706年にこの街がニューメキシコ市によって発見された際、この2人の名にちなんで、「Albuquerque(アルバカーキ)」と英語読みで名付けられました。

また歴史を更に深掘ると、町の名前の由来となった2人の名前はスペインとボルトガルの国境近くにある「Alburquerque(アルブルケルケ)」からきているそう。

街の名前を冠した騎士がフロンティア開拓のため、大航海時代に遠く大西洋を超えやってきた。ロマンを感じずには要られませんね。

【参考サイト】
http://www.newmexiconewsport.com/how-did-albuquerque-get-its-name/
 https://www.dictionary.com/browse/albuquerque

いつか単発で訪れたい素敵な街が、9日目の冒険のスタート地点です。


【深夜1時】アルバカーキ到着

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そんな魅力溢れるアルバカーキに到着したのは深夜1時。明るい街並みが見れないのが残念ですが、アメリカ横断中なので仕方なし。

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アメリカ横断メンバーでこの記事を書いている僕、ランチアは直前まで後部座席で寝ていたので事情はよくわかりません。

ですがしばらく街中を周回していた運転手曰く、街の治安があまり良くないよう。。

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その場でネットで調べたところ、とても素敵な街ですが、貧富の差も激しく。よく物が盗まれたりしちゃうみたい。

なのでせっかく立ち寄ったものの、アルバカーキ車中泊するのは取りやめ、先に進むことに決めました。

注意①夜間お店ではトイレを借りれない

そんな状況の中どうしてもトイレに行きたくなったランチアは近くのコンビニに急遽駆け込むことに。

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そしてここで、車内に残された3名が急遽ドッキリを敢行します。

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トイレの後アメリカ横断メンバーが、車ごとまるっと姿を消していたら、ランチアは一体どんな反応をするのか!

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車内はワクワク、仕掛けられる側はいきなり目の前から車が消えるので溜まったもんじゃありません。

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ランチアを待つこと数分、思ったより帰ってこないメンバーに車内は罵詈雑言の嵐。(詳細は動画を参考ください(笑)

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暗くて見えませんが、みんなニヤニヤが止まらないみたい。そして!

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ランチアが満を辞して登場!あたりをキョロキョロして若干焦ってるのか、、?

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と思いきや、悠々と我らが愛車TOYOTAの「4RUNNER」を見つけたランチアは余裕綽々。スマホ片手に車内に戻って来ました。

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突然のドッキリ、トイレ後だけにクソみたいな会話で車内はしばらく荒れました笑 本当に治安悪い! 

見所①アメリカ西部開拓の道「Route66」

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Route66、アメリカ横断を考えている方であれば知っている方も多いのではないでしょうか?

実はここアルバカーキもRoute66に所縁のある街になります。

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Route66とは「1926年に創設されたアメリカ西部開拓の道、国道66号線」のことを指します。

1985年に廃線になった後も、「アメリ文化発祥の地」として未だなお愛されている道です。

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Route66自体はシカゴからカリフォルニアまで続く約4,000Kmの道。

今までのアメリカ南部を走るルートでは、全く通る機会のなかった道、そのためアメリカ横断9日目で初めてroute66を通ります。

「これが噂のRoute66か、すげー!」

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由緒ある道、街並みに興奮しつつ、Google Mapと道に立っているRoute66の看板を頼りに、本日の目的地「セドナ」へ向けてひたすら西へと進みます。

今夜もハードで長い旅路になりそうです。

【午前6時】アルバカーキから運転し4時間経過

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我らが愛車TOYOTAの「4Runner」を走らせ続けること4時間、時刻はなんと早朝6時

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外は-7℃と凍てつく寒さですが、実は夜中に最大-17℃まで下がりました。

このアメリカ横断始まって以来の寒さに心底ビビったのを覚えています。

またアルバカーキからセドナへ向かう道中、路上に野うさぎがメチャクチャ飛び出します。

西側の国立公園近くを走っているからでしょうか、夜間の走行は彼らを轢かないように注意して先を急ぎます。

先が5m先すら見えない白い霧に覆われたりと、今までの夜間走行で一番ハードな道だったのを覚えています。


しばらく走ると山間部を抜け、寒空広がる大平原が目の前に。外は凍てつく寒さ、眠くなるたびに窓を開けて無理やり目を覚ましつつ進みます。

見所②化石の森国立公園(ペトリファイド・フォレスト・ナショナルパークPetrified Forest National Park)

https://www.instagram.com/p/BO4mbd4hZEe/

セドナに向かう途中、1箇所面白そうな場所を見つけハイウェイを降りて立ち寄ったこの場所、化石の森国立公園(ペトリファイド・フォレスト・ナショナルパークPetrified Forest National Park)

アメリカ横断メンバーのKouhei曰く、『水曜どうでしょう?』のアメリカ横断企画で立ち寄った場所なんだとか。

到着した時は情報を何1つ持ってなかったので全く魅力を感じませんでした。ですが、中に入った瞬間、とあるものに目を疑いました。

https://www.instagram.com/p/BO6Im11Bo45/

『珪化木(けいかぼく)』という言葉を皆さんは知っていますか? 僕は知りませんでした。

僕が指先で触れている"コレ"は今から200億年程前に死んだ"木" 。

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何かしらが原因となり地面に倒れた後、膨大な時の流れとミネラルを豊富に含んだ水がその倒木を姿そのまま丸々"鉱石"へと変貌させた。

このように『木から石へ』と姿を変えた"植物の化石"の事を珪化木と言うみたい、面白いですね。

アメリカ横断メンバーのKouhei、彼の熱意に押されてやってきたこちら「化石の森国立公園」。

時間 とお金 が十分にあれば迷わず観光したんだけど、今回は時間が無いため仕方なくパス。次の目的地「セドナ(Sedona)」へと向かいます。

アメリカ横断中、時間に猶予がある方はぜひ訪れてみてください。(ちなみに他の2人は後部座席で爆睡中です)


【午後14時】セドナ到着!

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化石の森国立公園から約6時間、アルバカーキ出発から約12時間経過。

ここでやっと本日の目的地セドナに到着です。しかしまさかのあたり一面真っ白、雪化粧。


「あれっ セドナって真っ赤じゃなかったっけ?」見渡す限り白雪に覆われて、全然到着した感じがしません。

まぁ何はともあれ、我らが愛車のボンネットにカメラをセットして、記念写真をセルフタイマーでパシャり。いい写真が取れました。

https://www.instagram.com/p/BPCrLUKhkWg/

ちなみに右端の男(ランチア)が右手に持ってるのは「雲」じゃなくて、重さ10Kgぐらいの「氷塊」です、重い(笑)

https://www.instagram.com/p/BPFJgRJBNoR/

全てが白雪で覆われた視界ですが、ただ「道」だけはクッキリ見えました。

https://www.instagram.com/p/BPFXxCfBr8O/
地平の先まで開けた雪景色。視界の隅から隅まで真っ白な世界。

しばらく景色を堪能した後ふと目線を下ろすと、白に染まった木々の合間を『どけ、どけ!』と搔きわけるように、長く曲がりくねった道がその色を強調していました。

待ってました!真っ赤な岩がお目見え

https://www.instagram.com/p/BPHwaImhpvo/

速度を抑え、路面でスリップしないよう雪山を下っていると、セドナの中心地へ近づくに連れ赤い岩が姿を見せ始めました。

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ここセドナは世界有数のパワースポットとして知られており、遥か昔からネイティブ・アメリカンにより崇められて来た土地です。

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また「Vortex(ボルテックス=渦)」という大地からのエネルギーが集中するポイントが多数あることでも知られています。

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それらの中でも特に「Vortex(ボルテックス=渦)」が集中しているスポットがありその数は全部で4つ。

・Cathedral Rock(カテドラルロック)
・Bell Rock(ベルロック)
・Airport Mesa(エアポートメサ)
・Boynton Canyon(ボイントンキャニオン)

上記の名前で知られています。そして今回僕たちが向かうのは上から2番目のBell Rock(ベルロック)

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なんでも岩の形がベルに見えることからその名が付いたのだとか。果たして本当にベルの形をしているのか、楽しみです!

見所③ベルロック登頂開始!

https://www.instagram.com/p/BPKTDJ5hS8s/

車を駐車場に停め、その場でトレイルの準備を始める4人。目線をズラすとすぐそこに見えるのは赤い巨岩"ベルロック。

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情報によると、ベルロック近辺では強力な男性的エナジーを授かることができるらしく、横断メンバーは全員男。

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「Vortex(ボルテックス=渦)」を全身に浴び、男を磨くため、赤土の道をガシッと踏みしめ、鐘を鳴らしに動き始めます。


事前に全くと言っていいほど下調べをしていないためどんなルートで進むべきか、何もわからない状態。

行き当たりバッタリと言われてもおかしくないですが、でもそれも冒険ドンドン突き進みます。

https://www.instagram.com/p/BPPVIRaBvCF/

スタートから10分経過、目の前に良い感じに色褪せた木の看板が現れた。突如提案される沢山の道、選択肢。

ふと足が止まりそうになりますが、悩む時間はありません。なぜなら理由は単純明快、現在の時刻は16時過ぎ、急がなければ日が暮れてしまうからです。

大体2時間半はかかると言われている道を猛ダッシュで進みます。1時間で行けるかな。

https://www.instagram.com/p/BPSUenEhi-e/

頂上への道の途中、突然地面に寝っ転がる横断メンバーの"やっくん”、ただいま全身でボルテックスを充電中!

https://www.instagram.com/p/BPcUxsWhRQ-/

それにしても、背景がすごい!まるで映画の世界に迷い込んだみたいです。

頂上を目指し、横断メンバー1人1人、険しい道をガンガン進みます。

黙々と進んでいるとここでなんだか珍しいものを見つけました。

https://www.instagram.com/p/BPXPo1OBqkD/

ランチアが掴んでるこの"アロエ"みたいな植物、これは通称「アガベ』と呼ばれています。

昔からインディアン達が生活に重宝してた植物の1つで、日本ではその特殊な形から"竜舌蘭(りゅうぜつらん)"って呼ばれているそう。

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言われてみると確かに見た目が「竜の舌」みたい。ちなみにお酒の「テキーラの原料」になるのもこのアガベ。面白いですねこの土地は。

その後も時間がない一心で、.片道2時間30分の道のりをただひたすらに駆け抜けます。

.立て札はガン無視、直感で近道を走り抜ける。.頼むよ太陽、もう少しだけ待ってくれ!

山頂までの道中は、むき出しの岩岩を突き進むことになります。道もだんだん険しくなるため、普段あんまり運動をしない人にとっては少々酷な道になるかも。。

ベルロックの山頂到着!


険しさが増して行くトレイルを走りに走り、登りに登り、やっとのことで頂上に到着!もう無理だろってとこまでやって来ました。

かかった時間は1時間ちょい、普通2時間30分かかる道を気力とヤル気だけでなんとかなりました。.最後の岩を息も切れ切れ登りきると、そこには....

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見たこともない絶景が!あまりの壮大さに言葉を一瞬失いました。。

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日の当たる場所は赤々と燃え、目を細めて遠くを眺めると真っ白な雪景色が見える。

https://www.instagram.com/p/BPo8M6fBHrX/

アメリカ横断メンバーのKouheiもいい笑顔。この景色を前にしたら自然と笑みが溢れるのも納得です。

https://www.instagram.com/p/BPuTPQKhbaL/

アメリカ横断メンバーのやっくんは崖の淵で1人、黙々とタイムラプス動画を撮っている最中。その姿をこっそり頂上から隠し撮り。

https://www.instagram.com/p/BPpQ60Vh2Z4/

ノマドトラベラーってこんな感じでしょうか?笑.断崖絶壁でPCを弄る彼はアメリカ横断メンバーの1人五十嵐。

絶景に背を向けてパソコンを打っているということは何か急ぎの要件でもあるのかな??

https://www.instagram.com/p/BPj8ce8hv0I/
冷たい風に肌は晒され、トレイルの末に身体は疲労困憊。右手の指先には無数の切り傷、そこからは僅かながらに血が流れていました。

それでもここに来て良かったと断言できます。今まで22年間生きてきて、ここまで心動かされた景色を見たことはあっただろうか....

https://www.instagram.com/p/BPms2-mhya1/

目を閉じると今でもありありと思い出せる素朴で鮮やかなセドナの原風景。ホントここに来れて良かった、旅人冥利に尽きるとはこのことです。

日暮れ後のセドナも美しい

日没の時間が近づくと、分厚い雲が世界を覆い目の前の景色は段々薄暗くなっていきます。

https://www.instagram.com/p/BPzYCOqBnHP/

岩にかけた指先には影が落ち、雲間から刺す光のカーテンが際立つ美しさ。

https://www.instagram.com/p/BP2JhsZhQYn/

他にも頂上に立ちモノクロで写真をパシャり。岩と人間の境目は無くなり、まるで自分自身もセドナと同化してしまったかのように感じられました。


しかし夕暮れ後遅くまでの観光はちょっとお勧めしません。なぜならただでさえ滑りやすいトレイルが暗闇で見えなくなるから。

僕らは4人は日暮れ後もベルロック頂上付近で過ごしましたが、下山の途中、足元に十分気をつけていたにも関わらず何度か転んだりしちゃいました。僕らのように夕暮れ後も遊ばれる方は要注意。

まとめ、アメリカ横断9日目終了。

https://www.instagram.com/p/BP2QO2-Bqz7/

ベルロックを120%楽しんだ後は、荷物をまとめてセドナを後にすることに。名残惜しいですが、次のポイントを目指し今夜も夜間走行です。

またいつか、1週間ほど時間を作ってゆったり旅したいなと思わされたスポットでした。

では!

アメリカ横断9日目:走行距離】

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To be continued...続く!
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僕らの21日間、走行距離10,000Kmアメリカ横断の旅の記録は、YouTubeでも公開中!

アメリカ横断のリアルをみて、あなたが今計画している自分たちの旅、自分たちだけのアメリカ横断実現のために是非役立ててくださいね。

↓↓↓Day09はこちら↓↓↓


【Day09】アメリカ横断10,000Kmの旅!!【来たぜ、セドナ !! アメリカ最強のパワースポット!! 立ち上る赤のボルテックス!!】Bell rock, Sedona, Arizona


そのほかアメリカ横断にかかった詳細な費用などまとめた記事は下記をどうぞ。

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アメリカ横断に国際免許はいらないって、知ってた? 詳細は下記記事へ。

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アメリカ横断中の夜間走行は辞めとけって言われるけど、、、本当かな?詳細は下記記事へ。

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アメリカ横断の思い出作りに最適!オススメスマホアプリはこちら! 詳細は下記記事へ。

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